新幹線日帰りパックで石打丸山
忙しかった仕事がひと段落し、新幹線日帰りプランで石打丸山スキー場に行ってきました。びゅうトラベルの往復新幹線とリフト券コミコミプランで9100円と大変安く行けるほか、レンタルはONI割で2350円だったため合計で1万円強で済みました。5時台に家を出て、上越新幹線の始発に乗り込みます。
大学生の春休みに入り、越後湯沢駅は始発到着後の7時半前の時点で既に大変賑わっていました。7:40発のバスがある石打丸山のバス停はもちろん、隣の神立行きのバス停にも長蛇の列ができていました。神立行きバスの始発は8時すぎなので、30分以上氷点下で立って待つようです。さすがハイシーズンですね。
7:35分ごろ、"ISHIUCHI"と大きなロゴの入った最新のマイクロバスが到着しましたが乗り切らず、危険を感じるほどすし詰めでした。そこで運転手さんの「次のバスは五分もしないうちに来る」というセリフを信じ、みすみす最前列の1人席を捨て見送りました。
するとその通りすぐ2台目が来てくれて、しかもほぼ誰も乗らずに出発してくれました。毎朝7:40の便は2台体制だと2台目の運転手さんが教えてくれました。ガラガラのバスは国道17号を快走しあっという間にハツカ石口に到着、誰も乗り降りせずそのまま中央口には7:59ごろ到着です。あと30分で営業開始というのに車はあまり止まっておらず、お客さんの出足は遅いようです。
レンタル、リフト券ともQRコード引き換えだったためハラハラしましたが想定以上にスムーズに交換できました。唯一想定外だったのは窓口やレンタルの営業開始が8:15だったことでしょうか。思いのほか殺伐としていなかったからよかったですが、平日はいつものんびりなのでしょうか?
最高のゲレンデ・ファーストトラック!
支度をしていると、ガチそうなスキーヤーの方がやけに多いことに気が付きました。なんと今日はテククラ・1,2級の検定日だそうです💦
案の定始発前からサンライズエクスプレスは行列、営業開始してから列が消滅するまで5分ほど待ちました。
続々上がってくるガチ勢と新幹線勢を避けるため、ひとまず観光口を回します。ガリガリではあるものの、どのコースもファーストトラックでとても気持ちよかったです!!
スキーヤーズライト(観光口の場合はリフトから遠い側)が検定斜面のようで、ガチ勢の方はそちらを回していたため、リフト側の斜面はいつまでも貸切でした。
しばらくすると9時になり、観光第3EXPが営業開始したので上に向かいました。観光口のガリガリと違い、ターンの度に粉雪が舞い上がる極上のコンディション、眼下には魚沼平野の大パノラマと絶好の条件でした!!
しかしなぜかガラガラでバーンはほぼ貸切、またまたファーストトラックいただいちゃいました(笑)
このコース、圧雪の幅がちょうど自分の好きなターンピッチだったため延々とフルカービングで回していましたが、リフトもコースも短いためすぐに飽きてきてしまいました。
このあたりで、山頂に向かってみます。山頂も雪がよく、とても気持ちよかったです!!この山頂EXPとサンライズエクスプレスのみ4 m/s運転のようで、効率よく滑ることができますがその分ゲレンデの滑走者は多く、昼前には大事故も起きていたようです。時刻にして10時前、人が増えてきたあたりでライブカメラに映り込むという目標を達成し、ハツカ石側へ降りてみます。
ハツカ石側は山頂・中央口エリアと一転してのんびりした雰囲気で、カービングするガチ勢などほぼいない雰囲気でした。皆さんリゾートマンションに滞在されているようでした。
石打丸山、クワッドが多く確かに輸送力はあるのですが、やはりリフト1本が短く、どうしても効率が悪くなってしまいます。そこで私が発見したのが、中央高速回しです。これにより観光第3EXP一本分のコース(4通り)とハツカ石バイパス、リフト直前の斜面と長く滑走距離を稼げるだけでなく、更に混雑も回避できます。滑走充実度を求める方には本当にオススメです。
13時過ぎまで滑り倒し、お昼にしました。お昼は事前に調べておいた「ウインターハウス大丸」さん。なんと焼肉定食が1000円ほどで楽しめます。しかも立地も良く、食後すぐ観光第3・サンライズエクスプレス・中央高速すべてにアクセスできます。
カレーやうどん、新潟名物のタレかつ丼までもあるようで、とりあえずリピートが確定しました(笑)。親切なおばちゃんに見送られながら、まだまだ回したい中央高速目指して1時間弱で休憩終了し出発です。
裏技?
早速中央高速をガンガン回すぜ!と意気込むと、トラブル発生。朝イチから張り切って小回りしすぎたのか、滑走中に脚がつってしまいました。休むのも面倒だし、と思案した結果、たどり着いたのがサンライズエクスプレスでした(笑)
下りのゴンドラに乗車し、そのまま上りのゴンドラに乗り、またそのまま下り線のゴンドラに乗って体力回復です。10人乗りの本革シートを貸し切り絶景を楽しめるサンライズエクスプレスのゴンドラは、それだけでも来た価値があったと思えるものでした。
体力回復後は、ひたすらまた中央高速ループです。パトロールがモービルでけが人を運ぶ様子を何度も目にしましたが、主な現場は山頂ゲレンデのようでした。中央高速沿いのコースはそもそも人がおらず、事故などしようにもできない感じで快適でした。スノースポーツの至上命題は楽しむこと以上に怪我無く帰ることにあると考えているため、できるだけ混むコース・エリア・リフトには近寄らないのが私のポリシーです。
しかしこの中央高速、あまりにガラガラすぎてリフト乗り場のおじちゃんたちが営業中に雪合戦をしていました。山頂や第三EXPとは別世界です(笑)
中央高速は16時終了とのことで、名残惜しいですがいったんナイター券購入も兼ねてロッカーへ帰ります。最下部のコースはシャビシャビで面白くないので、もちろんサンライズエクスプレス下り乗車です(笑)。
ナイター券購入後、またサンライズエクスプレスに乗り始動です。昼間も景色がきれいでしたが、サンライズならぬサンセットも美しいものでした。
ナイターはガラガラのようで、日中常に待ちがあったサンライズ・観光第3とも待ちは皆無でした。完全に日が暮れるまでの時間が一番雪面が見づらく、日中できた段差や若干の起伏など、地形の情報がきちんとインプットできていないとかなり難しいコンディションだったように思います。
しかし30分ほどで真っ暗になり、満月・スノームーンに照らされる中での夜景とゲレンデは最高でした。日が暮れるまではナイター照明がないコースも滑ってよいようで、実際の営業マップより広く滑ることができたのもよかったです。
19時のシャトルバスに乗るため18:35分ころに観光第3EXPを乗車し滑り納めました。帰り支度をし、バスに乗り込みました。
帰りの新幹線は思いの外混んでおり、指定席はA、C、E席に加えD席も所々うまっているようでしたが、お得意の新幹線オフィス車両には7人しか乗っていませんでした(笑)。夜遅いからか高崎・熊谷からの乗車もなく、快適に帰れました。帰りの新幹線を17時とかに乗ると、スキー客で混雑する列車に高崎・熊谷からのビジネス客も参戦しカオスになりますが、19:38発のとき344号は大丈夫のようでした。
新幹線のスキーは、朝早くから滑れて帰りもボーっとしているだけで帰宅できるので最高です。コスト面だけが唯一のデメリットのようですが、高速代やガソリン、さらに運転する手間など考えるとそこまで損でもないような気もします。
いずれにしても、今日は晴れていて雪質も良く、最高のスキー日和でした。
石打丸山最高!!
最後に、自分のファーストトラック画像で勝手に作ってみたポスターを載せておきます。(笑)