前日の夕方、ふとスノーフォーキャストの画面を見ていて、「明日の湯沢エリアはいいのでは…?」と思い立ち仕事を爆速で切り上げ、JRのパックプランを購入しました。自由席の往復とリフト券、レンタル1000円引きがついて8900円。とても割安です。寝るのも遅くなってしまいましたが気合で目覚め、6時36分東京駅発のたにがわに乗り込みます。
このたにがわ、直後に高崎以外通過のたにがわがあるため空くようで、自由席は最後まで埋まりませんでした。
朝八時前に越後湯沢の駅に到着です。前の晩にやはり少し降雪があったようで、コンディションは良さそうです。
人でごった返していましたが、徒歩でスキー場へ向かう人は自分以外にいませんでした。シャトルバスの混雑とも無縁なのが湯沢高原のいい所の一つです。
スキー場に着き、QRコードリーダーにバーコードをかざしてリフト券とレンタル割引き券をゲットしました。
湯沢高原スキー場のロッカーはリターン式ではありませんが、何回でも開け閉めできる小さな取り出し口があります。上着などを取り出す際に便利です。
のんびり支度をしていたら、8:40発の始発を逃してしまいました。
布場ゲレンデで足慣らしをしてロープウェイ乗り場にいくと、修学旅行と鉢合わせてしまいました。
ゲレンデに上がると、湯沢エリアとは思えないような、とんでもない最高のコンディションが広がっていました。圧雪は柔らかくかつ柔らかすぎず、パウダーは底付きがなく浮遊感がたまりません。そして何よりこの青空!昨日スキーに行くことを思いついた自分に感謝です。
多少曇るような予報でしたが朝のうちは良く晴れてくれて、前日の降雪のおかげもあって青と白のコントラストが美しかったです。
そして何よりこのスキー場のいい所はパウダー競争率の低さで、なんぼでもパウダーを滑れてしまいます。これが他のスキー場ならすぐコブになってしまうところでしょうが、そもそも自分以外に滑る人がいないので何本滑ってもなくなりません(笑)。
いたるところに端パウがあり、頑張って食べつくします。競争率が高いのは嫌ですが、低すぎるといつまでもなくならない(笑)。
修学旅行は高原エクスプレスにはあまり乗らないようで、いつも通りの平和なキスゲコースでした。
晴れたり曇ったりを繰り返す天気でしたが、晴れると絵になる景色があちこちで見られました。ここは湯沢か…?
高原エクスプレスの乗り場手前の端パウもたまりません…
一通り食べつくし、気温上昇と共に雪もメローな感じになってきたので、ガーラに行ってみます。湯沢高原とガーラを結ぶロープウェイ「ランドー」は毎時00,20,40分の発車で、湯沢高原のリフト券をアップグレードする際には直接改札に向かえばOKです。
南エリアも朝イチはパウダーだったようですが、筆者が着いた11時半にはすっかり春の雪になっていました。日当たりって恐ろしい、、
初心者でごった返すメロディーをかき分けバルージュに乗り、北エリアへ。ガーラは初心者の海外からのお客さんが多いため、中央エリアばかり混んでいるようでした。
北エリアでも雪質は湯沢高原に比べると少し重めでした。しかしそれでもクワッドで快適に回せるので、スーパースワンのコブやブロードウェイの圧雪を数本楽しみました。
さらにリフトを乗り継ぎ、石打丸山へ向かいました。山頂ゲレンデからすでにシャビシャビで、最下部の観光口では水のようなゲレンデでした。一応湯沢高原とはつながっていて、同じリフト券で滑れるのですが…標高ってすごいですね。
大好きな中央高速リフトに乗ってガーラへ帰ります。しかし観光口まできてしまうと、どう頑張っても4本以上のリフトに乗らないとガーラに帰れません。石打丸山のリフトは一本一本が短いなあ(笑)。
サンライズエクスプレスに乗ると、やはりフカフカで感動します。
中央高速は当然ガラガラなのですが、お昼時のため山頂高速も待つことなく飛び乗れました。
ガーラの石打丸山との境界エリアはガラガラでした。ここから一本北エリアのクワッド・ビクトリアを回してシャリオの乗り場まで行くスピードをつけ(笑)、シャリオに乗って下山コースの入口まで向かいます。
シャリオの山頂がかの下山コース「ファルコン」の入口になっており、シャリオもその連絡リフトとしての役割も多いようで、乗り場にも「ファルコン オープン」の看板がありました。山頂につくと、よほど迷い込む初心者の方が多いのでしょう、こんな写真付きの看板がありました。
約3キロある下山コースですが、実際滑ってみるとかなりタフでした。幅が細いため小回りしかできないうえ、25度くらいの斜度がずっと続くので脚にきます。昼過ぎですら攣りそうになってしまいました(笑)。
ゴンドラに乗って、上部エリアに戻ります。時刻は1時を回ったところでしたが、まだ滑り始める方もいるようでした。
2機あるクワッドのうち、先ほどは向かって右側のバルージュに乗ったので、左側のソーシャブルに乗ってみます。
ロープウェイまで時間があるので山頂へと向かってみました。山頂ゲレンデもガラガラのようでした。
山頂の標高だとさすがに雪が緩まないようで、湯沢高原のようなコンディションです。
山頂から南エリア最下部のロープウェイ乗り場まで一気に滑り降ります。わずか5分で着いてしまいました。
湯沢高原に戻ると、朝の軽い雪がそのまま生きていました!やはりこのスキー場は雪質が良いです。
石打丸山で雨混じりだったのがここでは完全に雪、身体が芯から冷えてしまったのでラーメンで体温回復です。
お昼を食べた後にゲレンデにでると、ガスが広がっていました。でも雪は相変わらず良く、ガンガン滑れてしまいます。
時折雪が舞いましたが、手ではらえるような軽い雪で、結晶が美しかったです。
まさに思い立ったが吉日というような1日でした。これまで20年以上のスキー人生でトップ5に入るような素晴らしいコンディションだったことは間違いありません。それではまた。